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HSPの適職ってなんだろう? 転職を繰り返した私が辿り着いた天職

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HSPの適職ってなんだろう? 転職を繰り返した私が辿り着いた天職

あらゆることに敏感なHSP(Highly Sensitive Person)は、生きにくいといわれています(HSPの詳しい説明はこちらの記事へ)が、特にそれは仕事をしていく上で、かなり顕著に出てきてしまいます。

 

仕事というのは、一日のうち起きている時間の大半を占めるものです。そこで苦痛を感じるとなれば、確かに生きにくいかもしれません。

 

私はこのブログのプロフィールにも履歴書にも少ししか職歴を書いていませんが、実はかなり転職を繰り返しています。

 

履歴書には4社(今の会社を入れて5社)しか書いていませんが、期間が短すぎて書いていないものを含めたら、10社を超えます

業種は様々ですが、職種だけで数えれば大雑把に括って4種。ここに高校時代のアルバイトを入れれば5種です。

 

今のトラックドライバーという仕事は自分にとって天職だと思っていますが、なかなかそう思える職業に出会えない人も多いですよね。

 

そこで、これまでの転職経験やHSPの特性から導き出した予想で、HSPに向いている職業を考えてみようと思います。

 

 

HSPだと知らずに転職を繰り返した私の職歴

 

同業他社への転職を含めずに、ざっと並べると以下のとおりです。

  • 高校時代のアルバイト:接客業(ファストフード、スーパー、ガソリンスタンド)
  • トラックドライバー
  • 上水道清掃
  • テレアポ
  • 一般事務
  • 派遣業務全般
  • 医薬品配送
  • トラックドライバーに戻る

 

HSPに強引な営業はできない

 

アルバイトでの接客業は、精神的な負担を強く感じました。

まだ高校生だったので「仕事なんてこんなものなんだ」と思い込んで、苦手を感じる自分を責め続けていました。

休憩時間が来ているのに、言い出せないまま7時間ぶっ続けで働いたり。

誰かに代わってほしいと言われたら、試験前でも断れなくて引き受けたり。

シフト制のバイトは、断る勇気を持っていないと厳しいかもしれませんね。

 

上水道清掃とテレアポは、どちらも知らずに応募してしまった悪徳商法でした。

清掃の方は実際には作業なんかせず、ひたすら飛び込み営業で一種の押し売り。

テレアポは、数十万円するパソコンと教材のセットを売りつける電話営業でした。

 

知らない人の家に押しかけたり電話をかけたりして、強引にサービスを売りつける。

HSPにとって、これが苦痛にならないはずがありません

 

どちらも申し訳なさで毎日泣いて過ごし、1週間程度でリタイア。

HSPという概念を知ってからこの仕事を思い返してみると、HSPに最も向かない仕事のひとつだと感じます。

 

一般事務には電話応対がついてくる

 

事務仕事はわりとやりやすいのですが、電話応対が絡んできます。

それさえ乗り越えられるなら、HSPでもわりとやりやすい職業です。

 

電話のやりとりは緊張するし、周囲に聞かれていると思うと気が散ったりもするし、それなりにハードルが高いんですが、私にとって電話応対で最も苦痛が大きかったことは

 

こちらの状況におかまいなしで降りかかるもの。

 

ということでした。

 

書類作成などで集中している時に電話が鳴ると「あーもうっ!」と苛立ってしまいます。これが電話応対の最大の難点でした。

 

あとは大きな会社だと、人間関係が鍵だと感じました。

私は従業員4人しかいない営業所で唯一の女性だったので、幸いにも人間関係のストレスはほとんどありませんでした。

 

人材派遣業は人との接点が多い

 

一般事務として就職した人材派遣業でしたが、事務だけでもスタッフさんや客先とのやり取りが頻繁に発生します。人と関わることが苦手な人には、ここに一つ目のハードルがあります。

 

さらに私がいた会社の人材派遣の部署は小さく、上司が全く動いてくれない人だったため、気づいたら営業もコーディネーターもスタッフさんの面接もすべてが私の仕事になってしまいました。

 

このストレスは並じゃなかったので、ついにうつを発症。10年目にして退職しました。

 

トラックドライバーは天職だった

 

車の運転が苦手じゃなければ、トラックドライバーはHSPにとって、とても気持ちが楽な仕事です。いくつかの職を経験した私が結局ドライバーに戻ったのも、精神面での魅力が大きかったからです。

 

仕事を覚えるまでは「先輩と二人っきりで1日中一緒」という高いハードルがありますが、その先にある快適な日々を思って乗り越えられます。

運転中は一人の世界。

人と接するのは、一日のうちで延べ2時間もありません。点呼、積み込み、荷卸し、配車係との連絡。人との接点はそのぐらいです。

 

イレギュラーが起こったときに混乱してしまっても、配車係に相談すれば大丈夫。

実際、同じ拠点の仕事をしている他社のドライバーには、配車係以外と一切口を利かないような人もいます。それでも勤まるのがドライバーなのです。

 

また、HSPは周囲の変化に敏感なので、安全運転にも向いています

危険予知にも長けているし、人との軋轢を好まないゆえ、譲り合いができます。トラックのように会社の看板を背負って運転するのであれば、譲り合いはとても大切です。

 

トラックドライバーのデメリットは

  • 給料が安い
  • 肉体労働がメイン
  • あまり休めない

ということです。また、HSPにとっては「クラクションが苦手」ということもあると思いますが、私は心の準備をしているので、たまにビクっとしますが乗り越えられています。

 

全くの異業種からの転職も多い業界ですので、人と接するのが苦手な人は検討してみてください。準中型以上の免許がなくても普通免許で運転できる小型トラックや1BOXもありますし、免許取得の支援制度がある会社もありますよ。

ただし、ダンプの運転手は仲間との交流が多いので要注意です。

 

HSPに向いていると思われる職業

 

一口にHSPといっても、人それぞれ得手不得手がありますから、「HSP」で一括りにすることはできません。それでもある程度は向き不向きの傾向は見えてきます。

また、いくらHSPに向いているとはいえ、特別な才能を必要とする職業を今から選ぶのは難しいと考える人もいるでしょう。

そこで、芸術家などを除外した現実的な候補を挙げてみたいと思います。

 

  • トラックドライバー
  • エンジニア(技師)
  • プログラマー、SEなどコンピュータ関連
  • 小さな会社や店舗での仕事
  • 在宅ワーク、クラウドソーシング

 

エンジニアには、あらゆる技術者を含めています。専門知識を生かせる職業は、細やかな気配りができるHSPに向いているといえます。

また、感受性の強さを生かしたカウンセラーをしている方も多数いらっしゃいます。

私も親や周囲から「カウンセラーになればいいのに」と言われることは多々ありますが、共感しすぎて一緒になって一喜一憂してしまい、自分の心が壊れてしまいそうなので除外しました。

 

自分をしっかり保つことができる方には、感受性の強いHSPの特性を生かしてカウンセラーを選ぶこともひとつの道だと思いますので、検討してみてくださいね。

 

HSPに囚われず、やりがいを感じられる仕事を

 

ここまでHSPに向いた仕事のお話をしてきましたが、実際にHSPだけれども営業として好成績を残している人もいますし、接客販売業で活躍している人もいます。

 

大切なのは、その仕事が自分にとって苦痛かどうかです。

また、仕事は好きだけど環境が合わないという場合もあります。その場合は、同業他社への転職で改善されることもあります。

実際に私は最初の運送会社が倒産寸前になって辞めた後に、いくつかの運送会社を転々としています。

上司(配車係)と合わなかったり、仕事がなくて飼い殺し状態にされたりと事情は様々でしたが、「合わない職場」というのは間違いなく存在します。

職場環境が合わない場合は、無理して続けても辛いだけです。自分の心のSOSをちゃんと受け止めてあげてくださいね。

 

そして、やりたい職業があるなら、自分の心に素直に従ってみてください。

天職と思える職業に出会える人は、HSPかどうかに関わらず、決して多くはありません。

何度も転職を繰り返して時間がかかってもいいんです。

 

どうしてもどんな仕事をすればいいのか分からないと悩んだときには、HSPに向いていると言われている職業を探してみてくださいね。