くもりのち私。

事故を起こさないコツは?危険予知を身につけるには

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以前に「交通事故を起こさないための方法とは?安全運転には何が必要か」という記事を書きましたが、最近ふと運転中に「もっと具体的な危険予知について解説してみようかな」という気になったので、今回は私が普段している危険予知についてお話ししてみたいと思います。

 

「危険予知」とかカッコよく(?)言ってるけど、要するに「かもしれない運転」です。

これは私が小心者ゆえ、そしてHSPという気質に由来していると思われる、常に最悪の事態を想定して行動する「防衛的悲観主義」ゆえの考え方かもしれませんが、あなたの安全運転に少しでもお役に立つことができれば幸いです。

 

大前提:他人を信用しない

 

以前の記事の中でも「他人を信用しすぎない」と書いていますが、これは本当に大前提です。

もちろん私は聖人ではありませんので、割り込まれれば腹も立ちますし、「なんだアイツ!」と声に出して車の中で文句を言ってしまうこともあります。

でも、そうやって腹を立てて運転が乱暴になってしまえば、自分が事故を起こしてしまう危険性が増すだけ。

危険予知の基本は、「常識を持っていればやらないであろうことを予測する」ことだと私は思っています。

 

ではさっそく、具体例を出してみましょう。

 

車を見たら割り込まれると思う

 

脇道や、道路沿いの施設から出てこようとする車がいるとします。

「さすがにこの流れで出てくることはないだろう」は禁物。

彼らは出てくるものだと思いましょう

 

出てくるんです、実際に。びっくりです

かつて私は、脇道から片側2車線の道路に出てこようとして、なぜか左側(こちらから見たら進行方向)だけを見ながら出てきた車を目撃したことがあります。

アホかと思いました。そのまんま声に出しました。

 

いるんです、本当に。全く見ないで出てくる車が。

もちろん、こちらがそれなりの速度で走っていても入ってくる豪気なお方もいらっしゃいます。

 

入ってくるわけないと思うでしょう?

でも入ってくるんです。そういう人を理解しようとしても無駄です。

 

ここで「人を信用しない」となるわけです。

脇道で出ようとしている車がいたら、流れが早くても出てくると思うこと。

そうすることで、もし本当に出てきても止まれる心構えができます。

「あらあら、本当に出てきたよ」で済みます。

出てこなけりゃラッキーぐらいに思っておいたほうが安心です。

 

「割り込まれないように加速する」はダメですよ!

加速したって出てくる人は出てきます。ぶつかります。

1台ぐらい前に入ったところで、到着時間なんて5分も変わりません。

流れも読めないアレな人のために事故を起こすなんて、馬鹿馬鹿しいですよね。

 

前方の道路状況に注意を払う

車を運転する時に前を見て走るのは当然ですが、この場合の前方は「もっともっと先」です。

 

よくあるのが、路上駐車や右折車がいて進路変更が必要になる状況です。

私は普段トラックに乗っているので、先の状況まで良く見えるのですが、乗用車でもある程度は見えます。可能な限り先まで見ましょう

 

先のほうに路上駐車がいたら。右折車がいたら。

その障害物がある車線にいる車のテールが見えていたら、もう入ってもらっちゃいます

どうせ入ってきたところで、また元の車線に戻ってくれる車がほとんどです。

そのまま居座られても、大して時間のロスにはなりません。

減速して入りやすくして、入ろうか迷っているようならパッシングしてあげるのもいいですね。

譲ってあげたら9割はサンキューハザードを出してくれます。

 

譲った方も譲られた方も気分が良くなります。

 

テールが見えていない場合。つまり、まだ並んでいる場合ですね。

それでも加速して入ってこようとする人はいます。

なんなら並んですらいなくても、後方から急加速してギリギリで入ってくる気の毒な思考の人もいます。

 

そう、そういう人は「気の毒な思考」なのです。

安全意識のかけらもなく、自分さえ良ければいいという残念な人です。

そんな残念な人と同じレベルに降りる必要はありませんから、巻き込まれないようにさっさと行かせましょう。

そして静かに「車から降りた瞬間にバードミサイルでも食らってしまえ」とでも呟いておきましょう。

そういう無謀な運転をするドライバーは、勝手にすっ飛ばしてそのうち視界から消えてくれますから。

 

あ、ちょっとガラが悪くなってしまいました、すみません。

でも本当にこういう輩はいますから、前方に障害物があった場合は、必ずサイドミラーやバックミラーで後ろから猛スピードで来る車両がいないかを確認しましょう。これも危険予知です。

 

住宅地は本気で注意

 

いわゆる路地です。だいたいが制限速度30㎞/hとか20㎞/hとかになっている道です。

これは本当に注意です。

あらゆる角や建物から飛び出しがあると思っていいでしょう。

 

子供は本当に飛び出します。玄関から走って出てくるとかもあります。

 

そして子供だけじゃなく、自転車も飛び出します。大人が乗っていてもです。

大きく膨らみながら角を曲がってくるなんて、日常茶飯事です。

 

路地の制限速度は、本当にきっちり守ったほうがいいです。

そして、あらゆる角から飛び出しがあると思って走行しましょう。

 

自転車を見たらノールック横断を疑う

 

年齢がバレそうですが、私の運転歴は25年以上。

トラックドライバー歴は、トータルして15年近く。

 

そんな私ですが、今まで数えきれないほど「自転車のノールック横断」を見てきました。

左側を走っている自転車が、後ろも見ずに右へ斜め横断するという行為です。

特に高校生に多いです。

なんなら右車線を逆走していた自転車が、ノールックで左車線に来ることもあります。

 

「左側通行」という原則を守っていない自転車は、あちこちにあふれています。

右側を走ることに抵抗のない自転車は、平気で横断します。振り向くこともせずに……!

 

自転車を見たら、いつ斜め横断されるかハラハラしながら追い越しましょう

思いもよらない動きをするのが彼らなのです。

対向車が途切れるのを待って、2mぐらい開けて追い越したほうがいいです。

彼らを信用すると、いつ加害者にされるかわかりません

 

広い心で譲りましょう

 

脇道から出てこようとしている車がいるとき。

進路変更をしたそうな車がいるとき。

対向車が右折しようとしているとき。

 

わざわざ強いブレーキを踏まなければならない場合は別ですが、アクセルを離す程度、軽くブレーキを踏む程度で譲れる速度なら、譲ってしまいましょう

だって、自分がそうしてもらったら嬉しくなりませんか?

「たぶん入れてもらえないだろうな」と思っていたのに譲ってもらえたりすると、思わず「ありがとう、愛してる!」とか呟きたくなりませんか?

私は呟いています。

 

相手も気持ちよくなれて、自分も感謝される。

そして事故のリスクも減る。

右折車に譲った場合は、さらに後ろの車両にまで感謝されちゃいます。

 

ちなみに対向右折車の後ろにいるのがトラックだったりすると、その右折車に譲ると後ろのトラックの運転手が手を挙げて感謝してくれることが多いんですよ。

2tとかだとあんまりないけど、大型トラックなら9割はお礼をしてくれます。

私もお礼をしていますが、乗用車のドライバーさんは気づいてくれないことがほとんどです。たまに返してもらえると嬉しいんですよ。

 

ただし、右折車に譲る場合は、その右折車の進行先に横断歩行者がいないことを確かめてからにしましょう。

運転に慣れていない人だったりすると、「譲ってもらったから行かなきゃ!」と慌てるのか、歩行者を確認せずに突っ込んでしまうことがあります。

せっかくの好意が事故を呼んだりしないように、充分に確認してからにしましょう。

 

歩行者用信号を活用する

 

大きな道路をそれなりの速度で走っていたら、信号が変わってしまって黄色~赤で突っ込むことになってしまった……なんていう経験はありませんか?

 

特にトラックは荷物を積んでいると制動距離が大きくなるので、止まれないなんてこともよくある話です。

急ブレーキを踏むと積み荷が崩れてしまう危険もあるので、なおさらです。

 

でも、だからといって信号無視をしていいわけではない。

そこで目安になるのが、歩行者用信号です。

 

歩行者用信号が赤になってから一定のタイミングで自動車用信号が黄色になる、というパターンの交差点は多くあります。

中には歩行者用と自動車用が同時に変わる信号や、歩行者用信号が赤になってもしばらく自動車用信号が変わらない交差点もありますが、多くは歩行者用→自動車用と一定のテンポで切り替わる信号です。

 

前方に歩行者用信号のある交差点が見えたら、必ずチェックしましょう。

そうすることで、黄色信号で突っ込むリスクが減ります。

 

こちらの記事にも書きましたが、黄色は原則「止まれ」です。加速して突っ込むのはアウトです。

対向右折車がいたら事故になりかねません。

もし自分が右折待ちをしていて、対向車が黄色~赤で突っ込んできたら不快ですよね?

 

きちんと黄色信号で止まれるように、歩行者用信号を見て加減しましょう。

歩行者用信号が点滅していたら、アクセルを離して止まる準備をする。

どうしても黄色で突っ込むタイミングになってしまいそうなら、制限速度を超えない範囲で加速して、青のうちに渡り始められるように調整する。

ただし、自動車用信号が青なのに止まってしまうことがないよう注意。

黄色で安全に止まれない場合は、速やかに交差点を抜けましょう。

 

ヒヤリハットは危険予知の材料

 

車を運転していれば、誰もが「ヒヤリハット」に遭遇したことがあるのではないでしょうか。

初めてこの言葉を聞いたときには、なんだか恥ずかしい言葉だと思ってしまいましたが……。

でも、本当に「ヒヤリとすること」「ハッとすること」がたくさんあるのが、自動車の運転です。

 

そして、そのヒヤリハットは、次の危険予知の材料になるのです。

それがどんなに非常識な運転だったとしても、その非常識な運転をする人が、あなたの行動範囲に最低1人はいたという現実があるのです。

 

「何あいつ、おかしいんじゃないの!?」と思ってしまうこともあると思いますが、その「おかしい人」にまた遭遇してしまう確率はゼロではありません。

 

だから、それに備えてヒヤリハットを蓄えておきましょう。

そしてそれを「かもしれない」に繋げるのです。

 

世の中には、スマホ運転や煽り運転、びっくりするほど下手な運転、居眠り運転、わき見運転……あらゆる「ありえない運転」をする人がいます。

 

そういう人たちから身を守ることができるのは、あなた自身だけなのです。

 

まとめ

思いつく危険予知をいくつか挙げてみましたが、まだまだたくさんあります。

事故を起こさない基本はやっぱり「人を信じすぎないこと」。

 

そして、「車間距離を取ること」です。

 

ありえない運転をする人たちのせいで自分が事故を起こすなんて、損ですよね。

そうならないために、日頃から考え得る限りの「もしかしたら」「ひょっとして」を蓄えておきましょう。

 

そんな中でマナーの良いドライバーさんに会えたときには、幸せな気持ちになれます。

そして、親切なドライバーさんに出会えたときは、それを今度はあなたが別のドライバーさんにしてあげましょう。

 

あなたが快適なカーライフを送れるよう祈っています。