一般的には、1日のうちで起きている時間の大半を費やすのが仕事ですよね。
たとえ残業がなくても、所定労働時間が8時間だとすれば、休憩時間を含めればそれだけで1日の3分の1以上です。
通勤や残業、始業前の準備なども含めれば、10時間以上を仕事に関する事で費やしている人も多いのではないでしょうか。
その中にストレスになる要素が多ければ多いほど、仕事が苦痛になるのは当たり前ですよね。
転職を考えるということは、何かしらの不満がある証拠です。
だけど本当に転職していいのだろうか。
もしかしたら、今よりもっと厳しいことになるんじゃないだろうか。
転職を考えたときに、真っ先に思いつく不安です。
そんな時に、なんとなくでも目安になるものがあれば、一歩を踏み出せるかもしれません。
この記事が少しでもあなたの道しるべになれれば幸いです。
もくじ
本当にこの会社でいいの?判断材料になる3つの要素とは
仕事を続けるかどうか迷ったときの判断材料になる3つの要素は「仕事」「環境」「条件」です。
ただし、この3つが揃った仕事に就ける確率はものすごく低いです。
「仕事」は、実際の業務内容です。
やりがいを感じられるか、好きなことか、誇ることができるか、など、どんな角度でもいいからその仕事内容に不満がないかを考えてみましょう。
その判断が難しければ、嫌々やっているかどうかだけでも考えてみてください。
「環境」は、人間関係をはじめとする職場環境です。
対人関係のストレスを抱えることは、精神を追い詰める大きな要素になります。
最も重要な要素ともいえますので、じっくり考えてください。
最後に「条件」。
これは、給与や就業時間、休日などです。
生活が立ち行かないような収入で長時間労働ともなれば、ストレスにならないわけがありません。
2つの要素が揃うなら続けられる可能性もある
3つの要素がすべて揃うことは、先にも言ったとおりまずありません。
けれど、そのうち2つが揃えば、残る1つを乗り越えられることもあります。
給与が良くて好きな仕事なら、嫌な上司がいても頑張れる。
人間関係が良好で給料が良ければ、あまり好きではない仕事でもやっていける。
やりがいのある仕事で同僚や上司に恵まれていれば、安月給でも続けられる。
2つのメリットがあるなら、1つの苦痛を補えることもあるのです。
とはいえ、どんなに給料が良くてやりがいのある仕事でも、うつになるほどメンタルを追い込まれるような環境なら転職を検討するべきですし、生活が立ち行かないレベルの給与なら、続けてもいつか破綻してしまうかもしれません。
「1つの苦痛になる要素」がどの程度のものか、しっかり見極めることが大切です。
要素が1つしかないなら転職を推奨
3つの要素のうち納得できるものが1つしかないようなら、転職をおすすめします。
「金のため」と割り切って、やりがいのない苦手な仕事を嫌いな同僚と続ける。
「いい人たちだから」と、苦痛を感じる仕事を安い給料で続ける。
「好きな仕事だから」と、劣悪な環境で働き最低限の生活に甘んじる。
これが苦痛に感じるようになったら転職すべきだと私は思っています。
というのも、少なくとも転職する時点で「条件」か「仕事」は納得した上で選べるからです。
そうすれば、残る2つが凶だったとしても、今よりも要素が減ることはないのです。
仕事をする上で我慢するものが増えることはないんです。
今の会社を辞めたら転職できるか不安?
ストレスばかりだけど、今の会社を辞めたらもう就職なんてできないんじゃないだろうか。
そんな悩みもあると思います。私もそうでした。
だからといって、動く前から諦めていては何も変わりません。
やってみなければわからないんです。
退職届を出す前に転職活動をしてはいけない法律などありません。
民法では、無期雇用の場合は14日前までに申し出れば退職できると定められています。
ただし、就業規則で「30日前までに申し出なければならない」と会社が決めていることも多いので、1ヶ月は猶予を持った方が無難です。
また、派遣などの有期契約の場合は、期間終了を待たずに退職することは契約違反になりますので、その点は充分に注意してください。
そのことを念頭に置いた上で、「就業開始は○ヶ月後になる」という条件の下で、試しに転職活動をしてみてはいかがでしょうか。
今はインターネットの時代。
まずは自分の年齢や学歴、経歴などで応募条件を満たしている求人を調べるだけでも、やってみて損はありませんよ。
仕事をする目的を忘れない
転職するか迷っている時点で、今のその仕事は、楽しくて楽しくて仕方ないものではないはずです。
では、何のために仕事をするのでしょうか。
もちろん日本国憲法に「勤労の義務」が定められているということもありますが、そもそもあなたが「生きていくため」に仕事をしているはずです。
それを忘れないでください。
あなたの人生はあなたのものです。
生きるために仕事をしているのであって、仕事のために生きているのではありません。
どうかそのことを忘れず、一度しかない人生を悔いのないよう歩んでくださいね。
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